リードオルガン修理の広場

fuukin.exblog.jp
ブログトップ

ヤマノオルガン (13)

しかし、このオルガンはもともとペダルがありませんでした。

新しくペダルを作らなくてはなりません。

e0197734_0155878.jpg


こればかりは、自力では無理なので師匠のI先生にペダルを作っていただきました。

糸鋸でペダルを作ります。

側面に切れ目を入れた部分に金属棒が入る仕組みになっています。

e0197734_0203143.jpg


このように曲線にします。

e0197734_0212094.jpg


ふちを面取りしてやすりをかけてから、色を塗ります。
削った部分と色ののりが違ってしまうので、全体にチークオイルを塗ってから色付けします。

e0197734_0251999.jpg


このように棒がはまっています。

ペダルを右にスライドさせます。

e0197734_0264898.jpg


すると、この棒が上に持ち上がってスウェル蓋が開きます。音を大きくする役目です。

e0197734_028136.jpg


さあ、これで出来上がりと喜んだのもつかの間。

今度はペダルを踏むとキイキイと音がしてしまいます。

どこに油を差しても鳴りやみません。

這いつくばって原因を探しましたが良く分かりません。

もしや?と思って小袋のバネを押さえている金属の留め金の部分に皮を挟んでみました。

e0197734_0514263.jpg


音が止まりました~。再びやれやれです。042.gif

最後の最後に音の調整をしました。

この楽器は総2列のリードなのです。上下で少しずつピッチが違っていて、合わせて弾くとうなりを出すようになっています。チェレステ効果です。

そのうなりがちょっと派手すぎるので、下の段のリードのピッチを少し上げました。

ピッチを上げるにはリードの先端側を少し削ると、リードが軽くなってピッチが上がります。

リードを折らないように慎重に作業しました。
[PR]
by kazenokoto | 2014-05-20 00:21 | yamanoオルガン | Comments(0)