リードオルガン修理の広場

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リードの調整

オルガンの修理が終わった後でも、音を鳴らしてみると愕然とすることがあります。

音がくるっているし、リードの鳴り方がこもっていたり、うるさかったり均一ではない。

そして最も困ったことに鳴らない!

これはゴミが詰まっていることが原因ではありません。その証拠に勢いよく空気を送ると嫌々鳴りだすのです。

弱音で柔らかい音を出せることがこの楽器の魅力なので、これではリードオルガンの効果が半減してしまいます。

今まで長年使っていなかったからかな?とかリードが金属疲労をしているからかな?とかいろいろ考えてみましたが、どうにも解決はしません。

そんな疑問を抱えていたところの修理講習会。プロの調律師の方の参加もあり、いろいろ聞くことが出来ました。

まず、鳴りが悪いリードを引っ張り出してみる。そして良くなるリードと比較してみる。と、形状の違いがはっきりします。

リードが下にもぐってしまっていたり、リードとリードを支えている下の金属の板との隙間がなかったりするのがわかります。

ちょうど、リードの厚さ分の隙間があいているのが理想だそうです。

また、音色もリードのそり方で違ってきます。先がまるまった感じだと柔らかい音になります。

リードはとても折れやすく繊細なので、どうしても隣の音と違いすぎて目立ちすぎるというところだけを調整します。

どんな道具を使ったらいいのか?と考えながらハンズを見ていたらこんなピンセットを見つけました!

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素材はどうでもいいのですが、形があひるの口のように薄くなっています。これなら薄いリードをつかみやすい。

鳴らなかったリードを取り出して、他のリードと比べてみるとばっちり下にもぐってしまっています。慎重にリードを折らないようにして上に引っ張ります。

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リードを戻して、弾いてみます。  やったー! 音が出ました!
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by kazenokoto | 2012-03-30 22:01 | その他 | Comments(4)

オルガン椅子落札!

先日K様宅に持って行ったオルガンには椅子が付いていませんでした。

オルガンの椅子は少し前傾していて、腰に負担がないようになっています。

普通の低めの椅子だと腰を痛める原因になります。

運んだ当日、「たまにオークションでいい椅子が出ているので、探してみます。」と申し上げましたが、果たして何時になるかなあ、と思っていました。

家に帰って早速インターネットで調べてみると、ありました!

ちょっと古い椅子だけど傾斜しているオルガン椅子です。

1100円!!早速入札しました。1100円で。

昨日の夜中2時半頃が締め切りの時間。遅かったけれども思わずオークションを見つめてしまいました。

落札出来ました!1100円で!!

送料を含めても3000円いきません。K様もきっと喜んで下さるでしょう。

山葉61鍵も何気なくオークションを見ていて見つかったし、やさしいK様のところへオルガンも、椅子も自分から来ているようでした。
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by kazenokoto | 2012-03-30 01:28 | その他 | Comments(0)

山葉オルガン61鍵 K様のお宅へ行く

6月に購入してから9カ月。その間長期旅行やコンサートで忙しくなった時は中断しながら、K様にはとてもお待たせしてしまいましたが、本日晴れてK様のお宅にオルガンをお届けすることが出来ました。

完成したと思ってもいろいろな曲を弾いているうちに、音が低かったり、高かったり、音色の違いや、鍵盤を弾いた時ピットマンがキシキシと音をたてるなど様々な問題が発生して、結局組み立ててから3週間ほど調整の時間が必要でした。

その間に修理講習会がありました。(講習会の様子は後日このブログでお伝えします)

プロの調律師の方が2名も参加されていたので、ちょうど調律の仕方なども教えていただき、そのことがとても参考になりました。

リードはあまりいじると折れそうなのでそ~っと扱います。

今日の午前、ぎりぎりまで調整を終えて、高速道路の2つ先のインターまで車を走らせました。

こちらは、ちゃんとオルガンが鳴ってくれるかお届けするまでハラハラドキドキ。

K様はとても喜んでくださいました。058.gif

何かあったらすぐ駆けつけることをお約束して帰路につきました。

山葉オルガンがちゃんと鳴ってくれますように!
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by kazenokoto | 2012-03-27 00:39 | 山葉オルガン61鍵 | Comments(0)

リードオルガン修理講習会のお知らせ

ここでご案内です。
今年もリードオルガン修理講習会が開催されます。
風袋の貼り方の講習もいたします。締め切りは過ぎましたが、まだ空きがありますのでどうぞご参加ください。


《リードオルガン修理講習会》

オルガンが鳴らなくなってお困りの方、オルガンを捨てようとお考えの方。修理の知識があれば簡単に解決することもあります。
初心者の方も歓迎です。オルガンの構造を知った上での奏法についても考えていきます。どうぞ、皆さまのご参加をお待ちしております。

天城山荘「第三回リードオルガン修理講習会」
●日程:2012年3月15日(木)〜16日(金)
 ※集合 13:30 天城山荘
  解散 15:00 天城山荘

●講師 伊藤信夫・園子
・日本バプテストキリスト教目白が丘教会員
・リードオルガンのホームドクターとして教会・学校等のリードオルガンの相談修理に携わっています。
★アシスタント 相田南穂子

●受講料 16,000円(1泊3食・洋室利用・講習代込み)

●定員 20名
 申込締切 2月29日(水)

●申込・お問合わせ 日本バプテスト連盟 天城山荘
 伊豆市湯ヶ島2860-1
 TEL 0558-85-0625
 FAX 0558-85-1705

詳しくは天城山荘HPをご覧ください。
http://www.amagisanso.com/2012/02/organkoushu2012.html
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by kazenokoto | 2012-03-05 23:50 | その他 | Comments(0)

山葉オルガン61鍵(19)

完成しました!
  
    山葉オルガン 製造番号127112 大正8年9月

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こちらが、オルガンの裏板についていた保証書です。

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ここまで出来たのも師匠のI先生ご夫妻のおかげです。ありがとうございました。
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by kazenokoto | 2012-03-05 23:32 | 山葉オルガン61鍵 | Comments(0)

山葉オルガン61鍵盤 (18)

いよいよ仕上げです。
木が削れて白くなってしまっている部分は家具補修マーカーで塗ります。

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マーカとチークオイルで仕上げます。
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プロスペクトの模様の部分は布がボロボロになっていました。
ここに好きな色の布を貼ることが出来ます。
いろいろ合わせてみましたが、もともと貼ってあった赤がやはり可愛いと思い、赤い布にしました。

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このようにお色直ししました。

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by kazenokoto | 2012-03-05 23:05 | 山葉オルガン61鍵 | Comments(0)

山葉オルガン61鍵(17)

小袋にバネを取りつけます。

こうだった大袋が、
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こうなりました!
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しかし、結局小袋の板のゆがみがあったせいか空気漏れがしてしまい後で角の部分を補修しました。
ラバークロス下の部分ののりしろが少し短かったのも原因でしょう。
空気はほんのわずかな隙間からも漏れてしまうので、貼り方を甘くしないということは今後の大きな課題です。

補修をしてから20秒だった空気持ちが27秒になりました。
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by kazenokoto | 2012-03-05 22:38 | 山葉オルガン61鍵 | Comments(0)