リードオルガン修理の広場

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竹オルガン(5)リードオルガンは吸い込み式

リードオルガンはペダルを踏んで、空気を送り込んで…。

とよく耳にしますが、厳密に言うと空気をかきだして、大袋を真空にする「吸い込み式」なのです。

「吸い込み式」というとわからなくなってしまう方が多く、特に女性の方にはわかりにくいようです。

そんな時、講習会でオルガンを解体したときに小袋の動きを見ることが出来ます。

小袋を動かした時に、風がこちら側に吹いてきます。

こんな風に…。

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(今時、動画じゃなくてごめんなさい。007.gif

この風を体験すると、「あ~、そうか!」と理解される方が多いのです。

小袋の役目は大袋に接続されていて、大袋の中の空気をかき出します。

つまりペダルを踏むたびに小袋からこのように空気がかき出されるのですね。

もちろん、中央の穴は開きっぱなしではなく、バルブで押えます。

そうするとどんどんどんどん大袋が縮んで真空になっていきます。

一番身近なもので真空にしていくものといえば、布団圧縮袋です。

掃除機で吸い取っていくと、だんだん真空になっていきますよね。

そして蓋をあけるとしゅ~っと膨らんでいきます。

蓋を開ける=鍵盤を下げると考えてください。そのときしゅ~っと空気の流れができますね。

すると、フ~っ060.gifとリードが鳴ります。

大袋は元に戻ろうとします。そしてまた小袋でかき出す。この繰り返しです。
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# by kazenokoto | 2016-08-18 00:37 | 竹オルガン(ヤマハ) | Comments(0)

竹オルガン(4)リード

リードを磨きました。
昭和16年のオルガン。物資の不足はこんなところにも…。
土台はアルミでできています。ちょっと軽い。

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# by kazenokoto | 2016-08-17 23:54 | 竹オルガン(ヤマハ) | Comments(2)

OTOGIYAへようこそ VOL.1

おかげさまでご予約が満席になりました!
ありがとうございました。




お話とオルガンのコンサートをいたします。

OTOGIYAへようこそ vol.1
2016年4月2日(土)14時開演(13時半開場)

お話 Tammy 大和田多美恵
リードオルガン 相田南穂子

お集まり下さるみなさんと美しい日本の歌もたくさん歌っていきたいと思います。

楽器は、明治38年のヤマハベビーオルガンを使用します。

これは、名人Y氏が修復した驚異の空気持ち30秒(!!) の楽器です。

懐かしい柔らかい音です。

リードオルガンと一緒に歌うととても楽しいですよ!!

場所は古本街に近い神保町にある東方学会新館の『学び舎 遊人』です。

学び舎 遊人
http://yujinplanning.com/pg581.html

どうぞ皆様お花見がてらお出かけください。


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# by kazenokoto | 2016-02-19 01:01 | その他 | Comments(0)

今年も修理講習会が開催されます!

第9回リードオルガン修理講習会のお知らせです。

2016年3月14日(月)~15日(火) 基礎メンテナンスクラス
2016年3月15日(火)~16日(水)解体修理クラス

各クラス参加費 19,000円(一泊3食付き・個室バス,トイレ付き)
両日参加費 37,000円(二泊6食付き・個室バス,トイレ付き)

平日開催となりますが、非常に有意義な講習会です。

修理をする方に一番必要なことはオルガンを弾いてみることです。
一番良く音が鳴る状態を体験することで、その状態をイメージしながら修理を進めていくことができます。

また、オルガンを演奏なさる方にとっては、構造を知ることにでより良い音を出すことができます。

休憩時間には皆さんでオルガン修理に関して楽しく語り合いましょう!
新しい情報も得ることができます。

どうぞ、天城山荘リードオルガン修理講習会にご参加ください!!

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://amagisanso.com/wp-content/uploads/2015/02/organ_repair_201603.pdf


天城山荘ホームページ
http://amagisanso.com/
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# by kazenokoto | 2016-02-09 20:39 | その他 | Comments(2)

竹オルガン (3)鍵盤土台

鍵盤の土台の部分です。

まず、ピンは古いものは大体さびていますので、すべて良く磨きます。鍵盤の動きをよくします。

ひものような布が貼ってありますが、ここはフェルトが貼ってあることもあります。

同じようなひもはなかなか見つからないので、このオルガンの場合はそのまま使うことにしました。

あまり、古いようであれば取り替えましょう。

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ここに「くわえ」とう鍵盤の押さえが来ます。なるべく点で支えるためにひものようなものが使われ

たり、細いフェルトが使われています。

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反対側の指が当たる部分のピンは楕円形になっています。

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写真の状態は一番細い状態です。左右に動かすと少し幅が広くなります。

鍵盤を持ち上げてみてストンと落ちない場合、このように動きが鈍いと実際に音が出たとき、サステ

イン状態になってしまいます。

鍵盤を持ち上げて、
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ストンと落ちる。
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もしストンと落ちず動きが鈍い場合は、この楕円形の部分を一番細い状態にします。

道具はキースペーサーというピアノ用のものです。

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反対にあまり緩すぎてガタガタの場合は少し太くしましょう。黒鍵から作業するとやりやすいです。

くわえを付けて鍵盤が完成です。
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# by kazenokoto | 2015-09-23 22:35 | 竹オルガン(ヤマハ) | Comments(0)