友人のYさんが修理を手伝ってくれて、鍵盤の裏のフェルトのにかわはがしの作業を持ち帰ってくれました。
あっという間にこんなにきれいになって帰ってきました~!
Yさん、ありがとう~!!! 助かりました!m(__)m
ピンが当たる部分のフェルトを貼り換えます。薄いフェルトがなかったので厚めの布で代用しました。
このように、修理で何度も貼り換える可能性のある部分には必ずにかわを使います。
オルガンによっては大袋、小袋にボンドを使っている修理があるそうで、それは次の修復者が本当に困ってしまいます。
にかわは、何十年たってもお湯で溶けるのできれいにはがすことができます。
にかわの扱いはよくわからないのですが、まずゼラチンのように水に浸します。
そして湯せんにかけます。あまりぐつぐつしないで50度~60度のお湯で溶かすと良いと聞きました。
にかわには粒や板などいろいろな種類があります。色も様々ですが、あまりドロドロにしないで
ちょっと水っぽい、さらっとした状態のほうがきれいにつきます。
一本、一本全部で61本、にかわでつけるのはちょっと根気がいる作業です。
フェルトの部分の押さえにしているものは、師匠のI先生が作られた専用の秘密兵器です!
こういう道具の開発をいとも簡単に、そしてとても楽しそうになさいます。
ありがたくもいただいてしまいました。