パレットバルブの張り替えです。
フェルトと皮を用意します。皮は触った感覚ではしっとりとしているものを使います。
バックスキン側を使いますが、きめの細かい上質のものを選びましょう。
パレットバルブの中央のみにノリをつけます。しわなしピットがおすすめです。
ここでも、ボンドの使用は避けましょう。以前は膠を使いましたが、しわなしピットのほうがノリの
面が薄付きになるのでより良く、また簡単です。べったりとつけない理由は、端が浮いているほうが
密着が保たれるからです。
フェルト、皮を重ねてパレットバルブをフェルトの上に貼り付けます。
バルブの古いフェルト・皮をはがす時にオリジナルの貼り位置のしるしをつけることを忘れないでく
ださい。
フェルトをくるっとめくって、ちょうどバルブのサイドあたりにノリをつけます。
こうすると、フェルトを戻したときにちょうど中央あたりにノリが付くことになります。ここも、あ
まりべったりつけないように注意。こうして、フェルトと皮を接着します。
この一連の作業を繰り返しますが、次のパレットバルブを置く時にハガキ一枚分の紙を入れます。
こんな感じになりました!
ハガキを抜いて丸型のカッターで切ります。丸型のほうがフェルト、皮のもつれがなくきれいに仕上
がります。
出来上がり!!
横から見ると中央にのみノリがついていて、フェルトと皮の端はべったりつかずにフリル状態になっ
ています。