リードオルガン修理の広場

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リードオルガン修理講習会が開催されます!

リピーターも多い楽しい講習会です!
ドライバーを持ったことがない初心者の方も歓迎です。
ご参加をお待ちしております!

日本バプテスト連盟天城山荘
第7回 リードオルガン修理講習会

2014年9月4日(木)~5日(金) 基礎メンテナンスクラス
2014年9月5日(金)〜6日(土) 解体修理クラス

各クラス 19,000円(講習費、宿泊費、食事込み)
両クラス 37,000円 ( 〃 )

※お部屋はバス、トイレ付きです。

会場:天城山荘
静岡県伊豆市湯ヶ島2860-1

受講定員20名(先着順)

申し込み締め切り 8月20日(水)

詳しくは天城山荘HPをご覧ください。
http://amagisanso.com/
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# by kazenokoto | 2014-08-03 01:31 | その他 | Comments(2)

ヤマノオルガン (14)

いろいろな方のご協力を得て、無事にオルガンの修理が終わりました。

2014年5月17日(土)に持ち主のU様の喫茶店に搬入しました!

お店の常連さんの合唱団の方々がお迎えしてくれて、お赤飯をたいてお祝いしてくださいました。

そして、たくさんヤマノオルガンと一緒に歌を歌いました。

皆さま、ありがとうございました。

みんなに大切にされて、頑張るんだよ~~!!! めでたし。
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# by kazenokoto | 2014-05-20 00:34 | yamanoオルガン | Comments(0)

ヤマノオルガン (13)

しかし、このオルガンはもともとペダルがありませんでした。

新しくペダルを作らなくてはなりません。

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こればかりは、自力では無理なので師匠のI先生にペダルを作っていただきました。

糸鋸でペダルを作ります。

側面に切れ目を入れた部分に金属棒が入る仕組みになっています。

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このように曲線にします。

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ふちを面取りしてやすりをかけてから、色を塗ります。
削った部分と色ののりが違ってしまうので、全体にチークオイルを塗ってから色付けします。

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このように棒がはまっています。

ペダルを右にスライドさせます。

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すると、この棒が上に持ち上がってスウェル蓋が開きます。音を大きくする役目です。

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さあ、これで出来上がりと喜んだのもつかの間。

今度はペダルを踏むとキイキイと音がしてしまいます。

どこに油を差しても鳴りやみません。

這いつくばって原因を探しましたが良く分かりません。

もしや?と思って小袋のバネを押さえている金属の留め金の部分に皮を挟んでみました。

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音が止まりました~。再びやれやれです。042.gif

最後の最後に音の調整をしました。

この楽器は総2列のリードなのです。上下で少しずつピッチが違っていて、合わせて弾くとうなりを出すようになっています。チェレステ効果です。

そのうなりがちょっと派手すぎるので、下の段のリードのピッチを少し上げました。

ピッチを上げるにはリードの先端側を少し削ると、リードが軽くなってピッチが上がります。

リードを折らないように慎重に作業しました。
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# by kazenokoto | 2014-05-20 00:21 | yamanoオルガン | Comments(0)

ヤマノオルガン (12)

ようやくゴールも近づいて来た時、事件が!!

スウェルペダルとスウェル蓋を連結している棒が折れてしまいました007.gif

ちょっと向きを変えようと思っていじっているうちにポキッ!

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半ば放心状態で、何とか溶接してくれるところをインターネットで探したのですが、現物を遠くまで持って行かないと見積もりしてくれなかったり、修理代がとても高かったりとなかなか先に進みません。

なす術もなく一週間ほどたった頃、ふとお世話になっている精密機械器具制作M社の社長さんの顔が浮かんできました。

そうだ!社長さんに頼んでみよう058.gif

早速、持って行くと社長さん曰く「人間が作ったものなんだから、作れないことはないんだよ~。」

なんと、頼もしいいお言葉!!

そして、あっという間に金属棒をつないでくださいました。

まず、金属棒をねじ切りしてから六角ねじで止めます。

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さらに、ねじで止めます。世の中にはこんな小さなねじもあるんですね。

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つながりました! スバラシイ!072.gif

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日本のものづくりってすごいですね。社長さん、ありがとうございました!!!!001.gif

無事にスウェルがペダルとつながりました。やれやれ…。042.gif

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# by kazenokoto | 2014-05-19 23:08 | yamanoオルガン | Comments(0)

ヤマノオルガン (11)

息漏れは続くよ、どこまでも…。

まだ、なんとなくぴったりと行きません。

スースーと音がします。

怪しいところは、大袋と共鳴箱を合わせた接点です。

ここにテープを貼ってみました。

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すると、なんとなくいい感じ。ということはここから息が漏れています。

再び外してみると、釘穴のささくれのところがでこぼこしています。
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ほんのわずか盛り上がっています。こんな些細なところから息が漏れてくるのです。
やすりをかけて、凹んでいるところはパテで埋めます。
それからまたやすりをかけて、平らにします。
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この二か所をやり直して、少しは音持ちが良くなりました。

しかし、今度は鍵盤を押していないのに、強くペダルを踏むとなってしまう音が二つあります。

う~ん?ということは格子口バルブがきちっとしまっていないということか?

また、共鳴箱を外さなくてはなりません。

組み立ててからはこういう作業の繰り返しです。

音漏れしてしまう、二つの音の部分の格子口バルブを見てみました。

一つの原因は格子口バルブを抑えるバネがゆるゆるでした。
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そしてもう一か所は、バルブを外してみると下の木の面がわずかに欠けていました。
ここも、パテで平らにします。
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念のため、すべてのバルブのしまりを点検して、再び組み立てます。

ようやく、なかなかいい感じになりました!
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# by kazenokoto | 2014-05-19 00:21 | yamanoオルガン | Comments(0)